近年は著作権保護のDRMが厳格化し、配信動画の直接ダウンロードは難しくなりました。そこで、合法的で手軽な代替として再生画面の録画が使われています。無料の日本語対応ツールは多く、対応形式・画質・操作性が異なるため、用途や環境で最適解は変わります。

本記事では、ブラウザ型・Chrome拡張・スタンドアロンの中から、DRM対策に役立つ無料ツール6選を、MP4対応・画質・長所/短所とあわせてわかりやすく紹介します。

1. Apowersoft オンライン画面録画

公式サイト:https://www.apowersoft.jp/free-online-screen-recorder
概要:ブラウザから起動して画面・音声・Webカメラを録画。ウォーターマークなし/時間制限なし/HD画質をうたっています。出力形式はMP4もしくはオリジナル形式に対応。
画質:HDを明記。
録画時間: 1時間以内、長時間は不安定になり得る旨の注意あり。
長所

  • 無料でも透かし無し・時間制限無し。
  • 多形式出力/その場で簡易編集(トリミング等)。

短所

  • macOSのブラウザではシステム音の録音が制限(デスクトップ版推奨)。

>>Apowersoftの使い方と評判

2. 123APPS「Screen Recorder」

公式サイト:https://online-video-cutter.com/ja/screen-recorder
概要:インストール不要のオンライン録画。内蔵エディターでトリミング・テキスト追加・音量変更なども可能。
対応形式:MP4・GIF(編集や保存は可能)。
画質:無料版720p/プレミアムでFull HDエクスポート対応。
録画時間ツールにより時間制限がある場合あり。プレミアムは “無制限保存”。
長所

  • ブラウザだけで開始でき、編集ツールが揃う。

短所

  • 無料版で1080p画質に非対応
  • 操作方法やや複雑

3. Panopto「Record Now / Panopto Express」

公式ページ:https://www.panopto.com/record-now
概要ブラウザのみ・サインアップ不要・ウォーターマーク/制限なしを掲げるオンライン録画。録画後はローカルにダウンロード、またはYouTube・Google Classroom等へ直接アップロード可能。
対応形式ローカル保存はWebMの案内例あり。Panoptoにアップした後は、環境設定によりMP4(“Podcast”)としてダウンロード可能な場合あり
画質/録画時間:高品質録画をうたうが、具体数値は明記なし。
長所

  • 複数ソース同時録画など教育・業務向け機能

短所

  • MP4で欲しい場合プラットフォーム側の設定(ダウンロード有効化)に依存
  • 画質選べない

4. 今すぐ使える 画面録画(ブラウザ録画)

ページ:https://9cguide.appspot.com/web_screenrecord.html
概要録画はすべてローカル処理で、動画はインターネットに送信されないと明記。H.264(MP4)/H.264(WebM)/H.265(WebM)/VP8/VP9/GIFなどコーデック・コンテナを選択可能。2025/01/14の更新で、対応ブラウザではMP4保存に対応
対応形式:MP4/WebM/GIF(コーデック選択可)。
画質:解像度・方式を画面内で選択可(幅・高さ指定)。
録画時間:明記なし(ローカル処理のため実用上はPC/ブラウザ負荷に依存)。
長所

  • 送信無しのプライバシー配慮/細かなエンコード選択

短所

  • ブラウザ依存のため、対応可否や安定性は環境差が出やすい。

5. Screen Recorder for Google Chrome™(拡張機能)

Chrome ウェブストア:https://chromewebstore.google.com/detail/eclbecdgdoahkliaijlpkigldlkojjdn
概要タブ/ウィンドウ/デスクトップ録画PCローカルやGoogle Driveへ保存に対応と記載。形式・時間制限の明記はなし。
対応形式:MKV
画質明記ないが、実際保存した動画はHDレベルがあると思う
録画時間明記なし
長所

  • シンプルですぐ使えるDrive保存が手軽。

短所

  • 殆どMKVもしくはWebm形式で保存

6. Screenity(Chrome拡張)

公式サイト:https://screenity.io/en/
ヘルプ:https://help.screenity.io/editing-and-exporting/dJRFpGq56JFKC7k8zEvsqb/how-to-download-your-videos/6WwKmyFv8bvn3fZemphQyr
概要オープンソースプライバシーフレンドリー時間制限なしを明言。注釈描画・ぼかし・タイマーなど機能が豊富。
対応形式:WEBM/MP4/GIF(30秒以下)に対応。画質:ページに具体数値なし(ローカル保存&Drive連携可)。
録画時間制限なし
長所

  • 時間・ダウンロードに課金制限なし/ローカル保存(Drive連携あり)。

短所

  • 10分間以上動画はMP4形式をサポートしない
  • 変換やMP4出力は環境により挙動差の指摘がある(GitHub issue等)。

使い分けのヒント(ざっくり)

  • 形式重視なら:Apowersoft(多形式)/「今すぐ使える 画面録画」(MP4/WebM/GIF選択)。
  • 編集も同時に:123APPS(内蔵エディタ)。
  • 授業・配信との相性:Panopto(YouTube/ Classroom 連携、プラットフォーム運用)。
  • 拡張機能で手早く:Screenity(無制限&多形式)/Screen Recorder for Chrome(Drive保存)。

本記事の無料DRM解除ツールは、自作コンテンツの収録適法に許諾された範囲でのみお使いください。権利者の許可なく保護コンテンツを複製・共有する行為は行わないでください。

これらの汎用ツールに加え、「StreamFab Disney Plus ダウンローダー」のように、特定の人気サービスに特化した高機能なソリューションも存在します。

【一括処理】効率的にDRMを解除する場合はStreamFab

なぜStreamFabが必要?

以上のツールは無料で永久に利用可能ですが、以下のような欠点があります。

  • まず、一括での動画保存には対応していません。
  • 次に、録画時間は再生時間と同じため、時間がかかってしまいます。
  • また、動画のファイルサイズが大きくなると保存に失敗しやすいという問題もあります。

これらの問題を解決し、より効率的に動画を保存したい場合は、有料のDRM解除ソフトの利用をおすすめします。

中でも特におすすめなのが「StreamFab」です。

StreamFabとは

StreamFabは、DRM保護された動画コンテンツを効率的にダウンロード・保存できる有料ソフトウェアです。NetflixやAmazonプライムビデオ、Hulu、Disney+など主要な動画配信サービスに対応しており、高品質な映像をそのままの画質でMP4やMKV形式などで保存可能です。録画に比べてダウンロード速度が速く、再生時間に縛られないため大幅に時間短縮が図れます。また、複数ファイルの一括ダウンロードにも対応し、保存失敗のリスクも低減しています。

使いやすいインターフェースと豊富なカスタマイズ機能を備え、字幕やオーディオトラックの選択も自由自在。動画保存の手間を大幅に軽減し、高度なDRM技術をスマートに突破するため、業界内でも高い評価を受けています。DRM付き動画を安心・確実かつ効率的に保存したいユーザーにとって有力な選択肢の一つであり、無料ツールの制約を超えた機能性を提供しています。

StreamFabの主な機能は以下の通りです:

  • DRM保護された動画配信サービス(Netflix、Amazonプライムビデオ、Hulu、Disney+など)に対応
  • 高画質(1080p&4K&8K)のままMP4やMKV形式で動画を保存可能
  • 再生時間に依存しない高速ダウンロードを実現
  • 複数動画の一括ダウンロードに対応し作業効率を向上
  • 字幕やオーディオトラックの選択・保存が自由自在
  • 使いやすいUI/ブラウザ・デスクトップ対応
  • 保存失敗のリスクを低減する安定したダウンロード機能
  • 録画に比べて時間短縮が可能でストレージ節約にも貢献

>>StreamFabの使い方

まとめ

本記事で紹介したツールは、画質や対応形式(MP4可否)、録画時間、編集機能、プライバシー配慮などに違いがありますが、StreamFab以外全て無料です。まずはご自身の環境と用途で小規模に試し、最適な一本を選ぶのがおすすめです。

大量の動画保存や高速を求める場合はStreamFabを利用しましょう。

なお、DRM(技術的保護手段)の回避や権利者の許諾のない複製・共有は法律や配信サービス規約に反するおそれがあります。自作コンテンツ許諾済みの素材授業・業務デモなど正当な目的の範囲で、適切にご利用ください。

様々なDRMが存在しますが、特にApple製品ユーザー向けに「トップiTunes DRM解除ソフト」をまとめました。