正直、動画まわりの作業は“ちょい足し”のはずが、ツールを行き来して気づけば夜…ってありますよね。変換はA、AIでの底上げはB、画面録画はC、ダウンロードはD——しかもコーデックの迷路と処理の遅さ、配信サイトの気まぐれで失敗、というお約束の痛み。

そこで今回は、実機でVideoProc Converterをじっくり回して「これ1本でどこまで現実的にラクになるのか」を見ました。操作のわかりやすさ、GPU支援の効き方、AI超解像の時間感覚、そして日常ワークでの成功率——良かった点も、もたついた場面も、包み隠さず書きます。ついでに弱点として、配信サイトのダウンロード安定性はどうしても“相性”に振れがちなので、もし「保存が最優先」ならStreamFabのようなダウンローダー特化を併用するのが現実解、という立ち位置で触れておきます。

VideoProc Converter AIとは

VideoProc Converter AIは「変換・軽い編集・AI画質向上・録画・DL」まで一気通貫で済ませたい人向けのオールインワン。操作は分かりやすく、GPU支援でサクっと処理できる一方、配信サイトからのDLは相性差が出やすく、AI超解像は素材とPC性能に大きく左右されます。

※Python環境の変更により、VideoProc Converter AIのダウンロード機能はWindows8以降のOSのみで利用可能、古いバージョンを利用している方は最新OSにアップグレードしてください。

何ができる?

VideoProc Converter AIとは

  • AI超解像・ノイズ除去・手ぶれ補正・フレーム補間:低解像素材をHD/4Kへ引き上げたり、ヌルヌル映像化(高fps)も可能。AV1/ProResなど新しめのコーデックにも対応。
  • 変換・圧縮・簡易編集・画面録画・ダウンロード:一本でだいたい網羅。“ツールを行ったり来たり”が減ります。
  • GPUアクセラレーション:NVIDIA/Intel/AMDのハードウェア支援を自動検出して活用。4K素材でも体感が軽いのはここが効いています。

料金

プラン

価格(目安)

台数

更新/期間

主な特典

返金・解約

年間プラン(Premium 365)

3,280円(税込)/初年度(自動更新時は3,780円前後)

最大3台

年額・自動更新

機能フルアクセス、アップデート、メールサポート

30日返金保証/更新前に解約可

永久ライセンス(Lifetime/1台)

5,480円(税込)※セール時(通常価格の記載あり)

1台

買い切り(生涯アップデート)

全機能+将来アップデート

30日返金保証

無料で体験可能、制限はこちら:Videoproc Converter AIの無料版の制限

安全性は?

公式サイトからVideoProcを入手し、決済は外部代行の暗号化通信で行われるため通常は安全ですが、サポートへログ送信時は個人情報に注意。利用はEULAのとおり個人・非商用前提で、処理する素材の権利(または許諾)を必ず確認し、各配信サービスの規約(例:YouTubeは許可なきDL禁止)に従うこと。日本法では違法アップロード作品のDLは違法で、DRM回避も禁止です。以上を守れば日常利用のリスクは大きく抑えられます(法的助言ではありません)。

VideoProc Converter AIの評判

良かったところ

  • 一画面で完結:変換→AI補正→軽編集→書き出しまでがスムーズ。
  • GPU支援が実用的:古めのGPUでも効果が出やすい設計。
  • 新コーデック対応数百種類のフォーマットやビデオコーデックに対応(MP4、HEVC、MKV、FLV など)する他、AV1/ProRes等の受け皿が広い。
  • 24倍~47倍のエンコード/デコード速度による高速変換
  • 4K 120fpsDJI HDR 10-bitGoPro 5.3K 60fps、一眼やカメラの長尺動画などに対応
  • 編集ツールを内蔵し、制作作業がしやすい
  • 一部のオンラインサイトから動画を取得できるダウンロードや録画機能を搭載

気になったところ

  • DLの安定性は相性次第:配信サイト側の更新で突然使えなくなることも。
  • AI処理は重めになりがち:超解像や高fps化は高画質・長尺ほど時間を食う
  • 高度編集は別ソフト向き:カラーグレーディングや複雑なトランジションは専門NLEに軍配。
  • レンダリング中にわずかなラグやフレーム落ちが発生する
  • ソフトの容量が大きく、ストレージを圧迫する
  • 機能が多すぎて、それぞれが十分にプロ仕様になっていない

権威のある第三者評価の傾向

Trustpilot

VideoProc Converter AIの評判

Trustpilotでの総合評価は4.0/5(全470件)で、5★が75%・1★が12%とポジティブが優勢。運営は否定的レビューの78%に返信、通常1週間以内の対応と記載されています。

良い評価では、変換の速さ・多機能性・AI機能の有用性に加え、ライセンス再発行などのサポート対応が迅速で的確とする声が多数(例:「長年使っている」「想定以上のAI画質機能」「サポートがすぐ解決」など)。

一方で否定的な声として、AI超解像など一部処理が想定より時間がかかる音ズレ(同期ズレ)M1 Macで手ぶれ補正が使えない、DLできないといった機能面の不満、字幕機能の自由度不足(色・位置調整)などの指摘が見られます。

総じて、機能の幅・変換の体感速度・サポートの前向きさが強みである一方、特定環境や高度機能での不安定さ/所要時間、細かな編集機能の不足が弱点という評価傾向です。

以下特にそのダウンロード・録画機能に関する口コミをまとめます。

VideoProc Converter AIの評判

  • 対応サイトの広さを高評価(DL)
    「想像もしないサイトからでもダウンロードできる」——長年の常用者による称賛。
  • ダウンローダー不具合→サポートで解決(DL)
    「長期的に起きていたダウンローダーの問題が素早く解決された」——迅速対応を評価。
  • YouTubeが“以前はできたのに今は不可”(DL)
    「ライフタイムを買ったが今は動かない…返信も来ない」——一部ユーザーの不満。
  • “ダウンロードの失敗が多い”という厳しい声(DL)
    「試したDLの90%が失敗」——強い否定的レビューも散見。
  • “多機能で高品質な録画”(録画)
    「機能が豊富なスクリーン録画が優秀。ワンパッケージで快適」——録画品質を推す好意的レビュー。

ざっくり傾向:DLは“対応広い/解決早い”という好評と、“特定サイトで失敗・不可”という不満が二極化録画は概ね好評ですが、環境差の影響はゼロではない、という印象です。

>>VideoProc Converter AIでダウンロードできないときの対処法!

利用者のコメント

VideoProc Converter AIの評判

���字幕の位置や色オプションがありません。」

字幕の位置や色オプションがありません。

「安定化機能はM1 Macコンピュータでは利用できない」

利用者のコメント

「YouTube動画はダウンロードできない、カスタムサービスに連絡しても無駄」

利用者のコメント

「DVDを動画に変換する時、いつも音が同期しない」

利用者のコメント

筆者の使った感想

VideoProcは同社の主力ソフトで、機能の網羅性・価格の妥当性・安全性と安定性、そしてサポート対応まで総合点が高い一本です。実務での使い勝手と安定動作は好印象な一方、多機能ゆえに処理時間は重めで、DVD変換やAI強化はいずれも時間を要します。そもそも本製品はダウンロード/録画を主眼としていないため対応サイトは限定的で、機能満載の代償としてインストーラーも肥大化し、入手と導入に時間がかかる点は織り込みたいところ。以上を踏まえると、頻繁に動画をDL・編集するわけではないが「ひと通り揃ったオールインワン」を手元に置きたい個人にはよく合い、日常的にDLや処理を多用するユーザーには目的特化のツールを別途選ぶ(併用する)ことをおすすめします。

こんな人に合う

  • スマホ/古いデジカメの映像をAIで底上げしたい人
  • 画面録画+カット+書き出しを1本で済ませたい人

代替候補:StreamFab(ダウンローダー重視なら)

代替候補:StreamFab

配信サイトからのオフライン保存に特化した選択肢としてはStreamFabが有力。レビューサイトやユーザーフィードバックでは、シリーズ一括DLやUIの分かりやすさが評価され、アマゾンプライムビデオやNetflixなど配信サービス対応も広め。「DLの成功率を最優先」するなら検討価値ありです。

VideoProc Converter AI vs StreamFab

下にVideoProc Converter AIStreamFabの要点比較をまとめました。

観点

VideoProc Converter AI

StreamFab

位置づけ

オールインワン:AI強化/変換/圧縮/簡易編集/録画/一部DLを1本で

ダウンローダー特化:配信サービスごとの保存に強み(VIP/モジュール方式)

得意領域

変換・圧縮・AI超解像/補正(GPU支援)、画面録画、軽い編集

対応プラットフォームのオフライン保存(4K/8Kや字幕・音声選択など)

ダウンロード

“対応はあるが主目的ではない”立ち位置、対応サイトは基本的にSNSに集中

主力機能。YouTube無料モジュールや多数のVIPサービスに対応

一括保存

録画

内蔵(画面録画・ウェブカメラ等)

―(録画は想定外。保存はダウンロード中心)

AI機能

超解像、フレーム補間、手ぶれ補正、ノイズ低減 など

―(ダウンロード機能が中心)

対応フォーマット/コーデック

370+入力コーデック/420+出力規格など、幅広い変換に対応

DL後は通常のMP4/MKV化など(配信先・モジュール依存)

料金モデル

年間(Premium 365)/買い切りライセンスなど

サービス別モジュールVIPプラン、買い切り/バンドル等

想定ユーザー

たまにDLしつつ、変換・AI補正・録画まで“1本で”済ませたい個人

日常的に配信動画を保存したい人(対応サイトの広さと利便性重視)

弱み・注意

多機能ゆえ処理時間やインストーラー容量が重め。DL時不具合が多い、一括保存できない

ダウンロード特化のため、編集やAI補正は別ツール併用が前提

ひと口メモ

  • 編集・AIもやりたい+DLは“ついで”でOK」→ VideoProc
  • DLの成功率・サイト対応が最優先」→ StreamFab(編集は別ソフト併用)。
streamfab
  • YouTubeやNetflixなど1000+サイトから動画や音楽をダウンロード
  • ダウンロードした動画を最大8K UHD画質のMP4/MKV動画で保存
  • 広告をカットして動画をダウンロードできるからストレスなし
  • 複数の動画を超高速で一括ダウンロード
  • 字幕をSRTファイルとして保存あるいは動画にリミックス選択可能

>>StreamFabの使い方はこちら

まとめ

VideoProc Converter AIは“速く・簡単に・幅広く”を実現する万能ツール。日常の変換/補正/録画はこれで足りることが多い。

ただしAI処理の所要時間DLの不確実性は要注意。ここに敏感な方は、DL部分だけStreamFabのような専用ツールと使い分けるのが現実解です。